シマタケ

事務局長のシマタケです。
ヘルスハック大学沖縄は、健康長寿の島・沖縄の魅力や秘訣をもとに
ワクワクな人生をデザインする術をお伝えする場です。


世界的に注目されている琉球料理
今回は、琉球薬膳研究科の宮國由紀江先生の「熱中症予防」レシピをご紹介。

沖縄だけではなく、夏になると全国的に猛暑日が続くようになっていますが、熱中症対策はしっかり行えているでしょうか。熱中症は油断していると誰でも発症する可能性があり、重症化すると命に関わることも、、

対策としてこまめにお水を飲む事が推奨されていますが、お水だけ摂りすぎると体内の塩分濃度が下がり、それもまた危ないと言われています。

今回は熱中症予防に、お水以外にも水分や必要な栄養素を摂り入れることができる食材やレシピをご紹介いたします。

古くから薬膳では、熱中症予防に効果のある食材を美味しく取り入れていました。琉球薬膳料理の第一人者である宮國由紀江先生考案の、見た目にも、いただいても美味しい「スモモと冬瓜ソースのラーメンサラダ」をお試しあれ。

そもそも、熱中症とは何か?

熱中症についての基本情報を2つの項目に分けて解説します。

熱中症とは?

熱中症は、体温調節機能が十分に働かず、体内の熱がこもりすぎることで起こる健康障害です。高温多湿な環境で特に発生しやすく、重症化すると命に関わることもあります。

主な症状

  • 軽度: めまい、筋肉のこむら返り、大量の発汗
  • 中度: 頭痛、吐き気、倦怠感
  • 重度: 意識障害、けいれん、高体温(体温が40℃を超える場合も)

予防のポイント

熱中症を防ぐには、環境と体調管理が重要です。

  • 水分と塩分補給: 喉が渇く前にこまめに水を飲み、スポーツドリンクや塩飴などで塩分も補給する。
  • 適切な服装: 通気性が良く、明るい色の衣服を着る。帽子や日傘で直射日光を避ける。
  • 室内環境の調整: 冷房や扇風機を利用し、室温を28℃以下に保つ。

特に注意が必要な人
乳幼児、高齢者、持病がある人、また運動や屋外作業をする人は特にリスクが高いため、定期的に休憩をとることが大切です。

シマタケ

熱中症予防は体調管理とともに、夏場の習慣的な水分補給が欠かせません。
また、熱中症に効果的な食材を日々の食事に取り入れるのもおすすめです!

熱中症予防におすすめの沖縄の島野菜

夏に採れる沖縄の島野菜は熱中症予防に効果のある食材ばかりです!新鮮な島野菜を使った料理で夏も健康に過ごしてください。

沖縄の島野菜と熱中症予防

沖縄の島野菜は熱中症対策に役立つ栄養素がたっぷりです。

  • ゴーヤー: ビタミンCが豊富で、体の調子を整える効果が期待できます。また、苦み成分「モモルデシン」が食欲を刺激し、夏バテを防ぎます。
  • シブイ(白瓜): 冬瓜に似た野菜で、同じく体を冷やし、熱中症予防に効果的です。沖縄では、汁物にして食べられることが多いです。
  • パパイヤ(青パパイヤ): シャキシャキとした食感で、サラダや炒め物に使われることが多い食材。消化を助ける酵素を含み、食欲不振の改善に役立ちます。

今回のレシピの主役、冬瓜(トウガン)の魅力

冬瓜は、沖縄を代表する夏野菜のひとつで、水分が豊富(約95%)で低カロリー。熱中症予防に役立つ特徴があります。

  • 水分補給: 冬瓜はその高い水分含有量で、体を内側から潤します。
  • 体を冷やす効果: 冬瓜には「利尿作用」があり、余分な熱を体外に排出して体温を調整する効果が期待されます。
  • ビタミンC: 美肌効果や疲労回復に役立つ栄養素が含まれており、夏の紫外線ダメージ対策にも◎。

島野菜以外で熱中症予防に役立つお野菜

トマト
トマトは夏野菜の中でも熱中症予防に最適な食材のひとつ。約94%が水分で、食べるだけで水分補給ができます。カリウムが豊富で体内の余分な塩分を排出し、体の水分バランスを整えるのに役立ちます。

スモモ
スモモはクエン酸が豊富でエネルギー代謝を助け、疲労回復や夏バテ防止に効果的です。含まれるビタミンCは 抗酸化作用により、夏の日差しから体を守ります。

きゅうり
食べるスポーツドリンクとも呼ばれるほど水分量が多く、熱中症予防に適しています。カリウムも豊富でトマト同様体内の塩分バランスを調整しむくみ予防にも効果的です。

シマタケ

これらの野菜を日々の食事に取り入れることで熱中症予防ができます。
次に、宮國先生とっておきの食欲をそそる夏レシピをご紹介いたします!

作ってみよう!スモモと冬瓜ソースのラーメンサラダ

さっぱりしたスモモと冬瓜のソースを和えたラーメンサラダ。以下に、3つの項目に分けてその作り方をご紹介します。

必要な材料(2人前)

三枚肉(スーチカー)200g
スモモ100g
トマト1個
冬瓜50g
小さじ半分
レタス
生ラーメン

調理手順

スーチカーを作る
豚の三枚肉の塩漬けの作り方になります。
1、三枚肉を塩でもみ約7日漬け込む
2、たっぷりの水を沸騰させ1時間湯がく

スモモソースを作る
1、スモモの種を取る
2、トマトをざっくり切る
3、冬瓜の皮をむき乱切りする
4、1・2・3をミキサーで攪拌する
5、鍋に4を入れ加熱する
6、5の鍋の水分が飛ぶまでトロミがつくまで煮込む
7、6に砂糖・塩を入れ煮込む

サラダを作る
1、生麺を沸騰した湯で約3分湯がく
2、ボウルに1の麺とスモモスース・スライスしたスーチカー・レタスを和え出来上がり



コツとポイント

  • 三枚肉(スーチカー):生の状態で塩揉みし7日おいて、調理前に1時間湯がくのですが、時間がなければ1晩塩漬けして作っても良いです。

    湯掻く事で余計な油が出て質の良い油だけが残ります。それが、肺を潤す、肌の艶を出す、喉の渇きを潤したりします。
  • 冬瓜の皮:冬瓜の皮はザルに入れて乾燥させるとお茶としても使用できる生薬の一つ。なのでピューラーで向いて使用してください。
  • スモモソースを煮詰める:スモモ、冬瓜、トマトを混ぜて作ったソースは、水っぽいと味が濃厚にならないので鍋に移して煮詰めます。そうすることで麺にも絡みやすくなります。

この手順で宮國由紀江先生考案の熱中症予防レシピをご家庭でも作ることができます。

まとめポイント

シマタケ

いかがでしたか。

熱中症予防のスモモと冬瓜ソースのラーメンサラダをご紹介しました。

暑い時期はお水だけではなくこのように薬膳効果のある水分を含んだ夏野菜をご家庭でいただいてください。

熱中症とは何か

熱中症は、体温調節機能が十分に働かず、体内の熱がこもりすぎることで起こる健康障害です。高温多湿な環境で特に発生しやすく、重症化すると命に関わることもあります。

熱中症予防におすすめの沖縄の島野菜

沖縄の島野菜は、熱中症対策に役立つ栄養素がたっぷりです。ゴーヤー、シブイ(白瓜)、パパイヤ等が知られていますが、今回は水分を多く含んだ島野菜・冬瓜(とうがん)と、同じく熱中症予防効果のあるお野菜、トマト、スモモを使用したレシピをご紹介。

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